2018年からのWeb広報の方向性予測

スマートフォンからスマートスピーカーが連携をはじめた。現状でもPhilips HueなどのスマートLEDとAmazon Echo、Google Homeからの連携は可能となり、音声によるスイッチングをはじめ、照度・照明カラーのコントロールまでできるようになっている。朝起きたら「おはよう。アレクサ」と呼びかけるだけで、「おはようございます」の返事と共に、部屋の照明をコントロールし、ニュースや電車の運行情報をアナウンスさせることなどはごく当たり前のこととなる。

現在はさほど多くない動作だが、『スキル』と呼ばれるスマートスピーカーの機能向上にはじめ、対応サービスの増加とともに、音声でコマンドを発してできることも増えてくることは間違いない。スマートTVとの連携もさほど遠くはないだろう。

この頃になって自社サイトくらい持っていないと…という話を聞くことがあるが、一周遅れどころか、もはや追いつくためにはかなり必死で追いかけなければならないだろう。これまでは紙媒体の延長、会社案内パンフレットの考え方と同じ思考で組み立てられたWebサイトだが、今後は音声認識に対応したコンテンツ構成と内容の組立が必要となる。具体的にはdescriptionタグのまとめかたとハッシュタグの組み合わせだろう。内容によっては関連する画像の紐付けも必要になる。これはスマートフォンとの連携で、音声検索後、関連画像による検索をする場合があるからだ。また、Webサイトにありがちな「新着情報」の書き方にも気をつける必要がある。単純に「サイトを更新しました」だけの内容は音声検索では意味を為さない。検索エンジンロボットは、そのコンテンツがどのような内容かをAIによって判断し、検索者にとって最適と思われるプライベート化された検索順位を表示する。そのため、単純な内容ではコンテンツの重要度が低下するため、検索結果に表示すらされない場合もある。このため、内容を精査し、なんのための、誰に向けた告知なのかがより重要になる。

まず簡単にまとめると、今までと大きく違うのは、“キーワードで探して読む”という行為であったのに対し、“文章(音声)で探して読む(読み上げられる)”という行為にユーザー側が変わってくる。そして、検索結果は全員一様では無い。

ここから考え出されることは、画一的なコンテンツだけでは大きな意味は無く、だからといって包囲的なコンテンツで良いかと言えばそうでも無い。ターゲットと使い方を絞ったコンテンツを用意することが適切である。

企業サイトにとっては自社サービス(技術)の情報露出度設計が重要な鍵を握る可能性が高い。出し過ぎず、隠しすぎない情報の露出は、この先“求人”にも影響を与える。アクセス解析を見ている限り、中小企業のWebサイトで最もアクセスが多いのはリクルートページと会社概要ページだ。同時に離脱がもっとも多いページでもある。その他のページは求職時期、一時的に見られることが多くなるが、通年を通してほとんど見られていない。どのような企業も皆一応である。(社内アクセスを除く)また会社概要ページにfbページのリンクを貼っておくと、クリック率は最も高く、その後はfbページをほぼ閲覧される。ここでfbページのタイムラインに何も掲載されていないと、そのサイトへの再訪はほぼ望めない。

Webサイトを開設、または見た目のみリニューアルした結果、あわよくば仕事も取れるといった幻想はもはや通用しない。部品製造専門の会社ですら、SNSとの連携はもとより、仕事を進めていく上での打ち合わせツールとしてChatWorkやSlack、GitHubといったビジネスチャットツールや履歴管理システム(文書でも利用できる)を利用できる体制とコンタクトIDの表記は欠かせないだろう。今だEメールでプロジェクト進行の情報共有ツールとしているところが多いが、文面の管理、遅着による情報の前後、レスポンスの間違った使い方などで進行速度が上がず、ミスも多くなる。そもそもそのような体制で進行するプロジェクトに優秀な人材は集まらない。先の話とリンクするが、今後、ビジネスチャットツールはスマートスピーカーのようなAIアシスタントとも相性は良くなるはずだ。早めにEメールでのやりとりは切り上げた方が良い。

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