町屋暮らしのための町家自分修繕レポートその3(風呂壁)

桧風呂

桧風呂。言葉の響きはとても良い。風呂場サイズからゆったりした設計をすれば気持ちよい空間ができあがるだろう。

しかし古町家のまま、昭和40年代に増築された風呂スペースでは広さに余裕はなく、ハッキリ言って狭い。
おまけに、当時流行った砂粒などを入れて拭き固める壁は、年月と共に汚れが落ちにくく、少なくとも快適な空間とはほど遠かった。風呂桶は桧なのだが。

壁のでこぼこ感が陰影を作っているので、余計に暗く感じ、写真ではあまり写っていないが、全体的に汚れている。照明はさすがに蛍光灯からLEDに変更したが、塗り直したのか、さらに古い下地も見えている状態である。

この壁を散々悩んだあげく、漆喰で塗り直そうと思い立った。使う材は「うま〜くヌレール」。

以前ガチで漆喰を錬って壁塗りをしたが、同じくらいの値段で練り済みの調整された漆喰が入手できる現代バンザイだ。

さて、作業を進行するためには養生は不可欠。今回は550mmのパイオランのマスカー550を利用した。

養生養生

養生はかなりしっかりやらないと、余計な部分に漆喰が飛ぶ。特に天井は思いのほか漆喰が飛ぶので、四隅はしっかり押さえるなどして貼り付ける。角は切ってしまいがちだが、元塗装のプロ(弟)曰く「切らねぇ。曲げろ」だそうだ。

養生

ちなみに天井は下図のようにシートを折り曲げて養生しておくと良いらしい。下塗りが済んだ画像しか無かったので、壁が既に漆喰で覆われている。

養生ができたら下塗りだ。これは仕上げ材が乗りやすいようにするためなので、綺麗じゃ無くても良い。薄めにガシガシ塗っていく。

だいたい塗れたら乾燥まで待つ。良く見るとボコボコしているが、このくらいで十分。いきなり厚く塗ると乾燥しない。ここまで養生から含めて2人で約2時間。なお、この日は小雨が降っており、湿度は高かったが、2時間くらいで乾燥した。

風呂場の壁を乾燥している間、キッチンの壁も珪藻土を塗ることにしたので、養生をはじめる。

こちらは一度塗りで仕上げ。側面は既に終了しているので、残った壁面のみを仕上げる。

養生からわずか1時間で終了。右奥の壁は養生をしなかったため、はみ出しているが気にしない。

昼食後、風呂壁は仕上げ剤を塗り作業完了。

棚板などを戻して、作業完了。壁面が明るくなった。

最後の作業は床面だ。昔のお風呂はコンクリート打ちのままで、さすがに半世紀もそのままのようで見た目も汚い。

今回は防水塗料「カンペハピオ 水性コンクリートフロア用 ライン線引き白 0.7L」を塗布。

暗いのはイヤなので、白色をチョイス。1:1で薄めたものを下塗り→換装後仕上げとなる。

仕上げ塗り完成。乾燥までの間、気泡が出てきたが、最終的に消えた。大きなものだけ爪楊枝で潰しておくと良い。

乾燥したらザラ板を載せるため、白色は気にならない。

 

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